木工房 玄翁屋のつくるモノ

職人が巧みに手がける繊細で美しい「せと組子」をぜひお楽しみ下さいませ。

現在、兄弟2人の職人(兄・典幸 弟・仁)が、お互いの得意とする加工技術を用い雑貨小物、オリジナル商品、オーダー品を手掛け、日々の生活にうるおいをあたえる商品をご提供しています。

その技術をオーダー家具などにも取り入れることにより「玄翁屋」にしかできないオーダー家具、インテリア雑貨などを企画、提案、製作することができます。

「木工房 玄翁屋」は2009年6月1日、愛知県瀬戸市の海上の森のふもとにオーダー家具を製作する工房としてスタートしました。同時に独学にて取得した「組子細工」のオリジナルブランド「せと組子」を始動。

元来「組子細工」の多くは建具店などの仕立てる障子、欄間の装飾として使われてきました。「せと組子」は障子、欄間はもちろんですがオリジナルの家具、雑貨などにも幅広く「組子細工」の技術を応用し、他にない独自の「組子細工」商品作りを得意としています。

木工房 玄翁屋 (げんのうや GENNOU-YA)のつくるモノ

日本の伝統技法である「組子細工」の歴史は古く飛鳥時代の建築物より見られます。室町時代に入ると日本家屋の“障子”や“欄間”“扉”などに使われている技法です。

細かく切った木材を手作業で組合せ釘や接着剤など使用せず様々な模様を繊細で緻密に作り上げる伝統技法です。

「組子細工」について

主宰 山田典幸より

「木工房 玄翁屋」は木で作ることの出来るものであれば何でもお受けさせていただいております。造作、内装工事からオーダー家具、雑貨類、インテリアに至るまでお客様のご希望の商品を製作させていただいております。

現在は組子だけには留まらない、精度の高い組子細工の技術を応用した作品も手掛けています。

もともと日本家屋の建具や欄間などに使われているデザイン性の高い幾何学文様の組子細工に興味があり、工房を構えるにあたり独自個性として組子を使ったモノ作りを始めました。

組子の技術の習得は師匠にはつかず独学で学びました。そのため既成に捉われない現代生活にも取り入れやすい組子作品を表現することができました。

「木工房 玄翁屋」及び主宰 山田典幸のプロフィール

大学卒業後、岡崎市の雑貨メーカーに入社しデザイン・ものづくりに触れる。

退社後、木曽上松の技術専門校で木工を学び長久手市の木工所へ入所し店舗家具などの特注家具、建具等を製作。その後、伝統技法の「組子細工」と出会い「組子」の美しさに感動し独立を決意。

  • 2009年 山田典幸が「木工房 玄翁屋」開業。注文家具の製作を中心に事業を開始。同時にもう一つの柱として国内の各クラフトフェア、各イベント等に出展も始める。オリジナルの「せと組子」「マイ箸作り」「組子細工」の“ワークショップ”の活動を始めました。

  • 2013年 「工芸都市高岡クラフトコンペティション2013」入選。

  • 2014年 名古屋伝統工芸の伝統工芸士・職人で結成した「わざもん衆」としての活動開始、各イベント等に参加スタート。

  • 2015年 フランス・パリ「ジャパンエキスポ WABI SABI」出展。イギリス・ロンドン「ハイパージャパンクリスマスマーケット 雅MIYABI」出展。

  • 2016年 7月から名古屋城内「わざもん衆」体験ブースにて不定期の週末、連休などに「マイ箸作り」「組子細工」などの体験会を実施。

  • 2017年 平成29年度全国伝統的工芸品公募展 入選

玄翁屋の職人 Artist of GENNOU-YA Brothers

玄翁屋は兄弟でやってます。

  • 左: 山田典幸 Yamada Noriyuki

  • 右: 山田仁 Yamada Hitoshi


「木工房 玄翁屋の活動」

2014年より、名古屋伝統産業の普及、及び日本に伝わる技術、技法を次の世代に繋いでいくことを目指す尾張名古屋伝統工芸の技能士、職人の終結した「わざもん衆」の一員として活動もしています。

活動の一つとして、イベント等に出展 または 企業様のご依頼により、「お箸作り」や「組子細工」の“ワークショップ”活動をしております。

小さなお子様から大人の方までカンナなどの木工具の使い方や組子細工の仕組を知っていただくことによりもっと身近に木を感じてもらうための活動をしています。

「わざもん衆とは」

尾張名古屋伝統工芸を次世代に伝承していくための活動をしています。

職人たちと古来より日本に伝わる技術・技法を次世代に繋いでいくことを目的に活動している団体です。

「木工房 玄翁屋」の思い

みなさまの生活の中に先人たちより受け継がれた日本の伝統を感じていただき、現代の建築等、生活の中に少なりつつある「本物の木のぬくもり」にふれ、日々の生活を豊かにしていただけますことを深く願っています。